2012年2月から株式の投資を始めたので、ちょうど丸6年になる。
通算での損益はトントンか、わずかの利益しかない。
.株投資を始めたきっかけが何だったのか、今では明確には思い出せないが、毎年減り続ける収入(売上)に危機感を募らせていたことは間違いない。
その頃は旧民主党の野田政権の時代であり、
日経平均が長期低迷を続けている時期であった。そんな状況なのに投資の素人が株式投資に手を出したのだから大儲けなど期待できない。だが日本経済のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が改善する兆しがあるらしいことだけは、巷に氾濫する種々雑多な情報から理解することはできた。いや、理解するところまではいっていなかったと思う。感触をつかんだというほうが正しいだろう。世に言う「
アベノミクス」が始まるのはまだ先の話である。
.その年、2012年12月に野田政権に代わって、自民党の安倍晋三が総理大臣になり第2次安倍内閣がスタートすることになる。
「
アベノミクス」の始動である。疑心暗鬼の青春期相場の始まりである。
投資額は少ないが、数社の株式を購入していたので少しずつ利が乗っていった。そのまま持ち続ければ3年後には大幅な利益になっていたはずである。その当時、売却するつもりは少しもなかったが、家族の事情で手放すことになる。まだ大した含み益ではないが、キャピタルゲインの得られる株式を売り、
含み損のある株式はそのまま保持することにした。
.今から振り返れば、大儲けしそこなったと思う。結果論であるが。
含み損のある株式はその後どうなったか・・・株価はいつまでも上げ続けることはない。
日経平均は2015年8月に天井を打ち、下降に転じる。
含み損のある株は大して上げることなく、下落の一途をたどった。下落したまま一向に回復する兆しがない。低迷相場である。
塩漬け株である。大きなトレンドを掴めない素人のなせる業としか言いようがない。
.含み損の株は
塩漬けを続けるつもりだが、
損切りについてネットで検索してみるとわんさか見つかる。
その中でちょっと面白いと感じた「
波乗り株投資法(トレード)の評判」というサイトがある。ここで奨めている手法に「損切(ロスカット)は一切しない」がある。私の場合は結果的に
損切りしていないだけなのだが、何となく興味を引かれる。
株価は上がったら下がり、下がったら上がる、のが常である。波(ウェーブ)のように動くものである。
なるほど「波乗り」とはよく言ったものだ。
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