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きばりや

2020年12月27日(日)
どこもかしこも冬枯れ。
年始は猛寒波らしい。
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新型コロナにも寒さにも負けずに、きばらないと。
そして・・・涙もろい者には、岡安との別れのシーンが、、、!
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きばりや、おちょやん!
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おちょやん

2020年12月4日(金)
朝晩の冷え込みが厳しくなる。
今月21日には冬至を迎える。冬本番なり。
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NHK朝ドラ『おちょやん』
ヒロインの子役の演技に思わずもらい泣きする。
このまま順調に成長すれば、大物女優になること間違いなしだ!
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がんばれ!おちょやん!
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蛍草

2019年8月10日(土)
夏本番。照りつく太陽に焼かれる日が続いている。
これぞ、ニッポンの夏!
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一年中、全国に広く生息している雑草であるツユクサの別名が、蛍草。
青い花が可憐で美しい。
朝早く咲いた花が午前中にはしぼむことから朝露を連想して「露草」と名付けられたとか。
蛍草という名前は、花びらの形がホタルに似ていることから由来しているらしい。
短い生涯だが連綿として続く命をツユクサ(蛍草)に見てきた日本人の感性が誇らしい。
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時代劇ドラマ『螢草 菜々の剣』の主人公「菜々」は、父親の敵を討つことを胸に秘めて武家屋敷に奉公に上がった。
元々武家の娘であった菜々に主人も奥方も信頼を寄せるようになり、二人の幼い兄妹もよく懐いている。
やがて奥方が胸の病で死の床につき、菜々に主人と子どもの世話を切望する。
菜々の流す涙に、こちらももらい泣きをしてしまう。
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今も昔も幼子を残して早世する母親の気持ちはいかばかりであろうか。
まして武士の時代は「家」を守ることが女子(おなご)の大切な役目である。
もう「家」を守ることができない無念が忍ばれる。
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菜々は密かに藩の剣術指南役に剣術を習っている。
蛍草のように命をつないでゆく使命と、親の敵を討つ覚悟の間で揺れる主人公の心模様が楽しみである。
物語りはいよいよ佳境を迎える。
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「がんばれ、なつよ」 (NHK 朝ドラ)
ではなく、
「がんばれ、なな!」 (NHK BS時代劇)
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ラヴ・ミー・テンダーと、この道を

2018年9月14日(金)
来週はお彼岸である。
今年は彼岸を待たずして暑さが収まった。朝晩は寒いくらいだ。
冬の訪れも早いのだろう。
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ドラマ『高嶺の花』をすべて観終わる。
涙がこぼれない放送回はなかった。
泣くシーンの多い石原さとみは、役柄を超えて演じ切っているのではないか。迫真の演技である。最近の主演ドラマはどれも全力で体当たりしている。女優石原さとみの魅力を存分に発揮できる脚本、演出をこれからも期待したい。
Love me tender
Love me sweet
・・・
エルヴィス・プレスリーの名曲が静かに、ドラマに花を添えている。
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ドラマ『この世界の片隅に』は、最終話を残すのみ。
戦争にまつわる物語は、どれも物悲しい。涙が止めどもなく流れる。
久石譲作のメインテーマ曲「この道を」に、遠い子どもの頃の懐かしさを感じる。
人は誰でも、この世界の片隅に生きる存在である。この世界の片隅に。
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今年後半は、どんなドラマが待っているのだろう。
心の癒しとなり、糧となる物語に出逢えることを願っている。
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春子の人形

2018年8月11日(土)
もうすぐお盆である。
うだる猛暑が続いている。
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昨年暮れに亡くなった脚本家、早坂暁の「花へんろ」特別編『春子の人形』のドラマを観る。
滂沱の涙が流れた。
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戦争って何なんだ。
人間って何なんだ。
戦火で命を絶たれた人の魂と、残された遺族の無念に思いを馳せる。
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早坂暁の作品は、鎮魂の戦争体験である。
間もなく73年目の終戦の日がやってくる。
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米国の父親像

2017年11月12日(日)
木枯らしが吹き始め、日増しに冬の装いを見せる。
今年も残り二ヶ月を切り、足早に駆けていくようだ。
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米国の理想の父親像のひとりに、ハリウッドの大スターであるジョン・ウェインがいる。
出演している作品の多くは西部劇と戦争映画である。
とりわけ西部劇で演じる主人公は、絶対的な権威をもつ頑固な男であることが多い。
B級俳優から一躍大スターにのし上がった不朽の名作『駅馬車』では一匹狼的な役柄であるが、
保安官として町を守ろうとする力強い西部の男(『リオ・ブラボー』)、
カウボーイを連れて1万頭の牛を幾多の困難を乗り越えて運ぶ大牧場主(『赤い河』)、
両親の奪われた土地を取り戻すために三人の弟と共に戦う不屈の男(『エルダー兄弟』)、
そして『チザム』では町を乗っ取ろうとする悪徳商人に敢然と立ち向かい保安官に任命される牧場主を演じている。
どの作品でも頑固一徹であるが、家族や仲間を守るために命がけで悪や困難に立ち向かう頼もしい「父親」が描かれている。
米国人が理想とする信念を貫く男性像・父親像の一つであろう。
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何かと物議を醸している米国のトランプ大統領だが、ジョン・ウェイン演じる米国の父親像に通じるところがある。
トランプ大統領を支持している人々は、頼もしい「父親」を彼の中に認めているのではないだろうか。
アメリカ国民を引き連れて米国の利益のために超然として世界に挑む大統領。
その結末は、ジョン・ウェインの「父親像」のようにアメリカ国民を幸福に導くことになるのか、誰にも判らない。
それは、保守主義とグローバリズムとの闘いでもある。
ジョン・ウェインは一貫して保守主義者であったという。
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トランプ大統領には女性蔑視発言がある。
ジョン・ウェインが演じる「米国の父親」は、女性への信頼と優しさに溢れている。
西部劇の映画に登場する「マドンナ」とジョン・ウェイン演じる主人公が織りなす恋の行方は、映画を鑑賞する楽しみでもある。
松竹映画『男はつらいよ』シリーズに登場するマドンナは寅次郎の憧れの存在であるが、ジョン・ウェインの映画では“よい仲”になる砂漠の中のオアシス的存在である。
もしかすると米国の男性の理想とする女性像の一つ、いや代表なのかもしれない。
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トランプ大統領とジョン・ウェインの「理想の父親」とを同列に扱うことには無理があるか・・・。
だが、トランプ大統領への根強い支持の一因に「理想の父親」を渇望するアメリカ国民がけっこう大勢いるのかもしれない。
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ラマヌジャン

2017年10月3日(火)
爽やかな秋晴れ。
暑くなく寒くなく、スポーツにも読書にも食欲にも最適な季節を迎える。
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映画『奇蹟がくれた数式』を観る。
実在したインドの数学者の伝記映画である。
実に感動的な物語である。
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シュリニヴァーサ・アイヤンガー・ラマヌジャンは、アインシュタインにも匹敵する天才的数学者であると評されている。
インドの貧しい階層に生まれ、独学で数学を研究し、1910年代にイギリスのケンブリッジ大学に招聘された。
招聘したハーディ教授はラマヌジャンの研究を高く評価するが、格式が高く閉鎖的なイギリスの学会から黙殺されてしまう。
イギリスでの5年間の生活で身体を壊し、インドに帰国後、1年あまり妻と暮らし、32歳の若さで病没する。
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ラマヌジャンが残した公式や定理は、証明するのにとても時間がかかった。
中には多くの数学者が協力したにもかかわらず証明できるまで1997年までかかったものもあるという。
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映画のエンディングの言葉が印象的である。
 - 1976年に発見されたラマヌジャンの最期の公式は、
  1世紀後、ブラックホールの研究に役立っている -
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ラマヌジャンが偉大な研究者であったことを如実に物語っている。
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タンポポ

2017年8月25日(金)
気温35度を超える猛暑。
そよとも吹かない風に背中を汗が流れる。
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今日は「即席ラーメンの日」らしい。初めて知る。
1958年のこの日に、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が発売された。1982年に日本即席食品工業協会が、この日を記念日にしたとある。
即席ラーメンは今の「カップ麺」とは違う。
即席ラーメンといえば、われわれ世代には「小池さん」が思い入れの強いキャラクターだと思う。藤子不二雄の漫画で、どんぶりを片手に持って即席ラーメンを食べる姿が毎回楽しかった。あの頃、1960年代の子どもにとっても即席ラーメンは大好物の一つであった。爆発的に即席ラーメンが売れた時代なのであろう。
ちなみに「ラーメンの日」もある。7月11日である。こちらは、ラーメンを最初に食べたとされる水戸黄門の誕生日(新暦)に因んでいるという。一般社団法人日本ラーメン協会が制定したとある。
毎日、何かしらの「○○の日」がある。日本人は記念日好きなのかな・・・。
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つい先日、ラーメンにまつわる映画『タンポポ』を観る。
伊丹十三監督の代表作であり、主演の宮本信子が体当たりでラーメン修行をする演技に胸が熱くなる。
コメディ満載であるが、映画の主題とは直接関係のない場面がいくつも挿入されている。
どれも食に関するエピソードであり、中でも生卵の場面はエロチシズムに溢れている。「食」も「性」も生きるエネルギーの源であるとでも主張しているように思える。
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折しも日本映画専門チャンネルで『タンポポ、ニューヨークへ行く 』という特集番組を見つける。
『タンポポ』という作品の価値の大きさに気付かされる。
ラーメン好きは日本人だけではなく、ニューヨークの人々にも人気がある。
ニューヨークの街角には実際に「eat ramen here ←」の看板が掛かっている。印象的である。
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『タンポポ』に見られるラーメンへの愛着心、ラーメンをこよなく愛する日本人の嗜好は国民性なのだろうか。
ニューヨーカーはどれくらいラーメンが好きなのだろうか。
他の外国ではどうなのであろうか。
興味は尽きない。
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蛇足)
1958年に「チキンラーメン」を開発した日清食品から様々な種類のカップ麺が発売されている。
毎週食べるほどカップ麺好きである。
ラーメンはもちろん即席ラーメンもカップ麺も、これから先も食べ続けるだろう。
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夢千代日記

2017年8月6日(日)
相模原は晴れて厳しい暑さに戻る。
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72年前の今日、広島に原爆が投下される。
その日の広島も猛暑である。
たった一発の原爆で、夥しい数の広島市民が瞬時に亡くなる。
即死を逃れた人々は全身の皮膚が焼けただれ、苦悶しながら息が絶える。
想像を絶する、灼熱地獄さながらの惨状である。正直なところ、実感することが難しい。
生き残った市民は、その後、原爆後遺症に苛まれることになる。
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原爆後遺症を扱ったドラマに早坂暁作・脚本の『夢千代日記』がある。
「原爆の日」の前日、日本映画専門チャンネルの「週末“イッキミ”ドラマ」で『夢千代日記』と『続・夢千代日記』を録画する。
今日、一気に視聴する。夢千代日記を観るのはこれが2回目である。
吉永小百合が主演する夢千代は母親の胎内で被爆する。
母親から引き継いだ置屋を営む傍ら、自らも芸者として座敷に上がるが、原爆症による白血病で余命はあと2、3年。
病魔と闘いながら命を削って懸命に生きる姿勢に、目が潤むことを抑えがたい。
夢千代の置屋は、山陰地方のひなびた温泉街にある。かつて実際に兵庫県北西部(美方郡)に存在した温泉町(おんせんちょう)を舞台としている。日本海側をまだ「裏日本」と呼んでいた時代である。
遠く日本海の海鳴りが聞こえてくる凍てつく冬の温泉街の情景が、ドラマの主題を引き立てている。
現実に、原爆症で苦しむ人々はそれぞれの苦しみを乗り越えて生きているのだろう。
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原爆症で苦しむ女(ひと)を描いた映画に『黒い雨』がある。
井伏鱒二の小説『黒い雨』を映画化したものである。
原爆の投下後に降った「黒い雨」で原爆後遺症を患い、苦しむ姿を描いた名作である。
主人公の矢須子は成人してから次第に原爆後遺症の症状が現れてくる。嫁入りの話も破談になってしまう。
主演の「スーちゃん」こと田中好子の演じるお風呂でのシーンは、原爆への憎悪の激しさを物語って余りある。
涙が流れると同時に、理不尽な原爆に怒りが込み上げてくる。
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この時期は原爆をはじめ戦争に関する番組やドラマが数多く放映される。
自分を含め太平洋戦争を知らない世代は、何かしらの手段で戦争のことを学び、教訓を得て行かなければならない。
それが子どもや孫たちに対する我々世代の義務であろう。
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蛇足)
吉永小百合は大好きな女優だが、田中好子もその一人である。
スーちゃんが最期に残した「もっと演じたかった」という想いに、とても残念でならない。
スーちゃんの演技をもっと観たかった・・・。
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毒舌ラップバトル

2017年7月30日(日)
ミンミンゼミだろうか、アブラゼミだろうか。蝉の鳴き声を聴く。
都市部では近年、夏の気温が高くなり(地球温暖化の原因説が有力)、蝉の生息数が減少傾向にあるという。
相模原でも40、50年前の子どもの頃よりも、確実に蝉の鳴く声を聴かなくなっている。
立秋を過ぎるとツクツクボウシも鳴くようになるだろう。
夕暮れにヒグラシの鳴き声を聴くと、夏を実感する。
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「毒舌ラップバトル」。
日本テレビの土曜ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』の主人公「小林司」が担当する、イベントでのメインステージ間のわずか15分の隙間企画である。
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一般参加の一人として、「小林沙也加」のマタ友「町田あかり」の夫、もんじゃ焼き店を営む「町田彦丸」が出演する。
彦丸は「毒舌ラップバトル」で浮気の疑いを晴らそうとするが、毒舌ラッパーに気圧されて言い返せない。
見かねたあかりがステージに駆け上がり、彦丸の代わりに声を張り上げる。
「いつも笑っていたあんた好き」
「何でも勝手に決めるんじゃない」
「一緒に楽しく暮らしたい」
「ただそれだけでいい・・・」
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夫婦の在り方を問うシーンに胸が熱くなる。
主題歌「奇跡の人」にある「見てくれじゃない、心の錦が大事」という気持ちを共有したい。
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あかりと彦丸夫婦にもエールを送りたい。
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人生ままならない店主は、写真のスキャンサービスという仕事をしています。デジタルカメラが全盛の中、大切な思い出の写真(主に紙焼き写真)をデジタル化して保存するお手伝いをしています。
神奈川県相模原市にある家族経営のサービスです。
写真は、長女が1歳の頃...かなり昔なので、店主も若い!(笑)
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