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認知症の母(3)

母は86歳、要介護度3、認知症になってから6年が経っている。
素人判断だが、要介護度は「4」になっているようだ。
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認知症になると記憶がなくなったり、幻聴や幻覚が起きたり、不可解な行動をとるなど正常な認知ができなくなるが、それ以外にも重要な症状があると考えている。
私の観察(経験)では、理性のタガが緩み、生来の地の性格が露わになってしまう、という症状だ。
認知症関連の本や記事などはほとんど読んでいないので、この捉え方が正しいのかどうか分からないが、母を介護していると、そう思わざるをえない。例えば、こんな具合だ。
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・椅子やベッドに座らせたり立たせたりしようと介添えすると、「痛い!」と大袈裟に言う(ほとんど喚いている)。
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・排便後(これは妻が介助している)、お尻をふくと「痛い!」「ひどい!」と大袈裟に言う(ほとんど喚いている)。
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・介助しているときに身体のバランスが崩れると「わっわっわっ!」と何度も繰り返す。
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不安から発していることもあるが、あまりにも大袈裟にすぎるときは、明らかに嫌味の反応と思われる。
介護士や看護師などに向けた説明には、認知症の人の言動には必ず意味や動機がある、と書かれているものもあるが、詳しいことは知らない。
そういう面は大きいのだろう。が、しかし、
元々持っているマイナス(後ろ向き、周囲に迷惑)な性格が、認知症にかかる以前は理性によって抑えられているが、認知症になると理性が後退し、本来の性格が前面に出てくる、と考えている。
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介護する家族にとっては、やっかいだ。
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ブログのサブタイトルの境地に立とうとして立てない店主の心模様を綴ろうと思います。
人生ままならない店主は、写真のスキャンサービスという仕事をしています。デジタルカメラが全盛の中、大切な思い出の写真(主に紙焼き写真)をデジタル化して保存するお手伝いをしています。
神奈川県相模原市にある家族経営のサービスです。
写真は、長女が1歳の頃...かなり昔なので、店主も若い!(笑)
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