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認知症の母(81)

母の記録【七十一】
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2014年8月29日(金)、入院22日目、ケア病棟11日目
リハビリを開始して12日が経つ。
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相模原は今日も曇り、小雨、薄日の肌寒い天気が続く。
遠くで蝉が、ゆく夏を惜しむように、鳴いている。
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初めて母のリハビリを見学する。
カーディガンを羽織っている。寝間着やおむつ、日用品に至るまで病院側が用意している。もちろん有料である。家族としては楽であるが、経費は嵩む。
そういえば入院費は半月ごとに支払うことになっているが、まだ請求がない。請求書を見るのが少し恐ろしい。
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さて、病院のリハビリ室は20人以上が使える広さがある。
今日は利用者が少ないようで、母の他は三、四人。
リハビリの先生に軽く介助されて、車イスからすんなりと立ち上がる。
そのままゆっくりと歩き出す。
無理にあちこち連れ回すことはせず、母の気の向くままに歩かせる。
先生は母の身体に軽く手を当て、介助している。
コルセットを付けていない。痛がらなければ外している。
その方が腰や背中の力がつくので、回復によいとのこと。
入院22日目2014年8月29日(1)入院22日目2014年8月29日(2)入院22日目2014年8月29日(3)
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作業療法にチャレンジ。
ここでも無理に作業させることはない。
先生が母の手をとって一緒に作業する。
自分でやらなくても、目が手元に向いていれば一定の効果が期待できるようだ。
母は元々気が散りやすい性格であり、周囲を気にする傾向も強い。
あらぬ方向に顔を向けたり、話したりしてしまう。
作業になかなか集中できないが、強く抵抗することもないので、よしとする。
「できたね」「頑張ったね」と褒めると、顔つきが優しくなる。
先生が背中や肩をさする。
ここは“気持ちがよい”場所だと覚えると、自分から進んでそこに行こうとするものだという。今回も、この小部屋に自ら興味を示している。
入院22日目2014年8月29日(4)入院22日目2014年8月29日(5)入院22日目2014年8月29日(6)
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在宅復帰が目的なので、長い距離を歩く必要はない。
歩いては座り、しばらくしてまた立って歩く。それがよいという。
無理は禁物である。
母の自尊心を損ねないように、リハビリを進める。
入院22日目2014年8月29日(7)入院22日目2014年8月29日(8)入院22日目2014年8月29日(9)
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母は体幹がしっかりしているそうだ。
身体は堅いが、脚を動かす力と身体のバランスを保つ力はあるという。
家族(私)がいると、普段は見せない表情や仕草が見られ、新たな発見ができたと先生に感謝された。
こちらこそ心から感謝したい。
母もリハビリの先生に好感を持っているようにみえる。
怪我の回復に、患者と先生の信頼感は重要な要素である。
認知症でもそれは同じであると思う。
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40分くらいのリハビリが終わる。
入院22日目2014年8月29日(10)
終盤では疲れたのか、語気が少し荒くなった。
不穏というほどではないが、対応はやはり難しい。
でも順調に回復していることは間違いない。
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(追伸)
次は、老健(介護老人保健施設)の見学レポートを書くぞ(笑)。
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ブログのサブタイトルの境地に立とうとして立てない店主の心模様を綴ろうと思います。
人生ままならない店主は、写真のスキャンサービスという仕事をしています。デジタルカメラが全盛の中、大切な思い出の写真(主に紙焼き写真)をデジタル化して保存するお手伝いをしています。
神奈川県相模原市にある家族経営のサービスです。
写真は、長女が1歳の頃...かなり昔なので、店主も若い!(笑)
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