認知症の母(138)
母の記録【百二十四】
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2014年11月29日(土)
老健(介護老人保健施設)入所64日目
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母の機嫌よし。体調よし。食欲よし。
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今日は童謡「七つの子」を歌う。
すると母が私の顔を見て聞いてきた。
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いくつ?
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「何歳なの?」という意味だと思う。
童謡では「七羽の子どものカラス」を歌っているが、母には齢の「七つ」なのであろう。
「俺は57歳だよ」と答える。
母は「そうなの」と言って頷く。
「お袋は87歳だよ」と話すが、もう意識は別の所に飛んでいる。
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雨あがる。
大山や丹沢の山並に日が落ち、黄昏が美しい。

しばし、たたずむ。
山本周五郎の短編小説『雨あがる』が頭に浮かぶ。
寺尾聰の主演で映画にもなった。
しっとりとした情感、夫婦の心温まる絆に癒される。
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久しぶりに夕食を介助して帰る。
ほぼ完食。
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2014年11月29日(土)
老健(介護老人保健施設)入所64日目
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母の機嫌よし。体調よし。食欲よし。
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今日は童謡「七つの子」を歌う。
すると母が私の顔を見て聞いてきた。
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いくつ?
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「何歳なの?」という意味だと思う。
童謡では「七羽の子どものカラス」を歌っているが、母には齢の「七つ」なのであろう。
「俺は57歳だよ」と答える。
母は「そうなの」と言って頷く。
「お袋は87歳だよ」と話すが、もう意識は別の所に飛んでいる。
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雨あがる。
大山や丹沢の山並に日が落ち、黄昏が美しい。


しばし、たたずむ。
山本周五郎の短編小説『雨あがる』が頭に浮かぶ。
寺尾聰の主演で映画にもなった。
しっとりとした情感、夫婦の心温まる絆に癒される。
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久しぶりに夕食を介助して帰る。
ほぼ完食。
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