追憶の母(22)
2016年10月31日(月)
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神無月(かんなづき)も今日で終わり。
出雲大社に集まった神々は、すでに国元にお帰りになっている(はず)。
10月18日に神々を見送る「神等去出祭」が出雲大社拝殿でおこなわれた、
と思いきや旧暦でのことなので、現代では神事を執り行うのは11月である。
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「○×※#;△?!」
列の先頭でご婦人がレジの従業員に何やらまくし立てている。
「△#○!×※;?・・・」
怒っているようだが、何を言っているのか聞き取れない。
レジ待ちで並んでいた私が駆け寄る。
ご婦人を抱え込むようにしてレジ前から移動させる。
「大丈夫ですよ」と声をかける。
反応はない・・・。
二三日前に見た母の夢である。
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確かに母である。
明け方に目覚める直前に見た夢なので鮮明のようで、あやふやだ。
でも母に間違いない。
好きなものを自分で買いたかったのだろう。
笑顔は見られなかったが、安堵したような雰囲気を感じた。
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動ける。
食べられる。
笑顔。
心身ともに健康なときは気づかないが、とても幸せなことである。
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神無月(かんなづき)も今日で終わり。
出雲大社に集まった神々は、すでに国元にお帰りになっている(はず)。
10月18日に神々を見送る「神等去出祭」が出雲大社拝殿でおこなわれた、
と思いきや旧暦でのことなので、現代では神事を執り行うのは11月である。
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「○×※#;△?!」
列の先頭でご婦人がレジの従業員に何やらまくし立てている。
「△#○!×※;?・・・」
怒っているようだが、何を言っているのか聞き取れない。
レジ待ちで並んでいた私が駆け寄る。
ご婦人を抱え込むようにしてレジ前から移動させる。
「大丈夫ですよ」と声をかける。
反応はない・・・。
二三日前に見た母の夢である。
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確かに母である。
明け方に目覚める直前に見た夢なので鮮明のようで、あやふやだ。
でも母に間違いない。
好きなものを自分で買いたかったのだろう。
笑顔は見られなかったが、安堵したような雰囲気を感じた。
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動ける。
食べられる。
笑顔。
心身ともに健康なときは気づかないが、とても幸せなことである。
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