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認知症の母(25)

母の記録【その十五】
- 2013年8月12日 月曜日 -
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<母の記録>
ここ数週間は、母の機嫌が悪い。
連日、猛暑が続いている。わが家でエアコンを使っているのは母の部屋だけである。自分の部屋から出ると暑い。温度差が激しい。ゆえに機嫌が悪くなるのであろう。
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それはさておき、先日、母の夢をみた。
母の夢など、少なくとも認知症になってからは見た憶えはない。夢の中の母は、認知症に罹っていない以前の母であった。夢の内容を記すとこうなる。(ほとんど忘れてしまっているが)
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とある駅のプラットフォームの連絡通路。
それぞれ反対方向のプラットフォームに下りて行こうとする男性が二人いる。一人は私の兄である。「じゃあ、また」というような言葉を交わした(と思う)。もう一方のプラットフォームに向かった男性(誰なのか忘れてしまった)を追いかけていこうとする自分がいる。そのプラットフォームに下りて行こうとした刹那、サンダルをつっかけていることに気が付いた。靴に履き替えなければいけないと思うと、次の瞬間に自宅の玄関先にいる。
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自宅に入ると母がいた。
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実は、ここから先を思い出せない。
夢を見たのは先週の木曜日か金曜日の夜中、正確には明け方であった。早朝だったかもしれない。家族がシャワーを浴びる際の物音で目が覚めたので、その直後は夢をよく思い出せたのである。
確かに夢の中の母は、認知症ではなかった。
その母は私としばらく何事かを話している。内容は忘れてしまったが、母の話し方も話している内容もしっかりとしていたことだけは間違いない。
交わした会話から、私は以前の母の姿を想い浮かべ、そして安堵感を抱いた。嬉しく、懐かしい想いに浸った。
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夢の内容をすぐに書き留めておくべきだった。
人間の記憶は時間とともに薄れていく。それが夢ならばなおさらである。ちょっと悔いが残る。
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この次は必ず記録しておこう。
また夢で認知症になる前の母と話ができることを祈って・・・
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ブログのサブタイトルの境地に立とうとして立てない店主の心模様を綴ろうと思います。
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神奈川県相模原市にある家族経営のサービスです。
写真は、長女が1歳の頃...かなり昔なので、店主も若い!(笑)
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