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二つの時代劇

ひとつは、BS時代劇『神谷玄次郎捕物控』。
そして、木曜時代劇『銀二貫』。
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どちらもNHKのドラマである。あらすじは省略する。
前者は、北町奉行所の同心というお役人の人情もの。
後者は、武家の子が丁稚(商人)として生きていく人情もの。
社会背景や事情は異なるものの、江戸庶民の人情の機微がよく表れており、毎回ほろりとさせられる。
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神谷玄次郎は、奉行所きっての怠け者であり、遊び人である。
同心としての能力は抜群であり、剣の腕もたつ。
間男であるが「遊び人のケジメ」があると言って身を引く潔さを持つ。
高橋光臣の演じる神谷玄次郎は、どこをとっても小気味よい。
このような雰囲気を「粋で、いなせ」と謂うのだろうか。
江戸のダンディズムが堪らない。
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『銀二貫』の松吉は、寒天問屋の丁稚として大阪商人の義理と人情、そして心意気を学んでいく。
“始末・才覚・神信心”
寒天問屋「井川屋」の商人(あきんど)の心構えである。
第一に「始末」がくる。
オダサクの『夫婦善哉』にも頻繁に「始末」が出てくるが、それほど人生を左右するものなのであろう。
林遣都演じる松吉はドジばかり踏むのであるが、頑張れ!とエールを送りたくなる。
(『死神くん』エピオード2に林遣都が出演している。実にいい演技だ...)
芦田愛菜の光る演技もいいが、
場面に合わせた心躍る音楽がドラマを盛り立てている。
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各々の原作は、藤沢周平と高田郁(かおる)である。
藤沢周平は私の母と同じ年の生まれ。
「たそがれ清兵衛」や「蝉しぐれ」が有名であるが、『小川の辺』もいい。
主人公を演じた東山紀之の苦渋に満ちた心理描写は、必見である。
高田郁は私より二つ年下。
『銀二貫』でいっぺんにファンになった。
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一番感動したことがある。
『銀二貫』の料理屋「真帆」の主人が、松吉に語った言葉に胸を突かれた。
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 - 寒天は、出しゃばらない
 - 喧嘩せんと料理の旨味を引き出してくれる
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人生もそうあらねば・・・(反省)
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ブログのサブタイトルの境地に立とうとして立てない店主の心模様を綴ろうと思います。
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神奈川県相模原市にある家族経営のサービスです。
写真は、長女が1歳の頃...かなり昔なので、店主も若い!(笑)
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