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追憶の母(6)

2015年11月29日(日)
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冬晴れ。寒さが次第に増す。
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四十九日が過ぎたので、後飾り壇を片づける。
仏壇2015年11月29日(1)
仏壇に母の位牌を安置する。
母は生前、父の位牌を仏壇の中にしまっていたが、並べて供養することにした。
いわゆる「夫婦位牌」とは違うが、一緒に並ぶのは18年ぶり。今ごろは二人で微笑みながら昔話をしているのだろうか。
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母の荷物を少しずつ片づけていると、色々なモノが見つかる。
仏壇2015年11月29日(2)
「たばこ小売店」のプレートは、昭和40年代から店に飾っていたのだろう。
そのすぐ上に置いた写真は、自宅を建て始めた頃である。よく見ると父が家の前に立っている。誰が撮影したのだろうか、母だろうか・・・。
二人の位牌の間に置いた写真は、自宅を建てる前の地鎮祭である。母、兄と私が写っている。きっと父が撮影したのだろう。私が8歳(小学3年生)、兄が小学6年生のときである。
自宅の前の道路は砂利道で、古くから住んでいるお隣さんの話しだと、砂利道になる前は雨が降るとドロドロになって歩けなくなってしまったという。その頃は、今では信じ難いが、ここから2キロほど北にあるJR横浜線の電車が見えたという。驚きである。遮る建物がほとんど無かった時代なのであろう。
母は都内の目黒で育っている。
自分は「都会育ち」だとよく話していた。
「こんな田舎に来てしまった」と愚痴ることもあった。
58年前、この相模原にやって来た直後に私が生まれたが、寂しい思いに駆られたことも多々あったのかもしれない。
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幾らか小銭が入っている財布も見つかった。
仏壇2015年11月29日(3)
認知症がまだ軽い頃、財布を持って近くのコンビニやファミレスに一人で出かけていた。次第に代金が足りなくなり、しょっちゅう不足額のメモ書きをお店の人から手渡されて持って帰って来るようになった。その都度、「はい、これ持って払ってきな!」とお金を渡して再度お店に行かせたものだ。
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遺影写真も父と並んで飾る。
仏壇2015年11月29日(4)
父の写真は、だいぶ薄ぼけてきている。
祖母(父の母)や曾祖母、おじ、おばの写真を集めて1枚にまとめてある写真も飾る。父が生前に作成したものだ。
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(記:12月2日)
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ブログのサブタイトルの境地に立とうとして立てない店主の心模様を綴ろうと思います。
人生ままならない店主は、写真のスキャンサービスという仕事をしています。デジタルカメラが全盛の中、大切な思い出の写真(主に紙焼き写真)をデジタル化して保存するお手伝いをしています。
神奈川県相模原市にある家族経営のサービスです。
写真は、長女が1歳の頃...かなり昔なので、店主も若い!(笑)
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