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サイレント・ブレス(2)

2016年10月25日(火)
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朝晩の冷え込みは一段と増し、北国からは雪の便りが届く。
時雨月(しぐれづき)が終わろうとしている。
10月は冠婚葬祭にまつわることがいくつも重なっている。
妻との結婚記念日、母の命日、父と母の結婚記念日、父の誕生日、そして私の誕生日・・・。
父と母が建てた、私と家族が住んでいる家は、もしかすると10月頃に地鎮祭を営んでいるかもしれない。残っている写真をみるとそんな気がする。
私にとって時雨月は侘しいものである。
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『サイレント・ブレス』(南杏子著)を半分読み終えた。
小説は訪問診療の医師が経験する6話から構成されている。ひとつひとつの物語は独立している。主人公が終末期の患者たちと真摯に向き合い、患者はやがて訪れる最期をどのように迎えることになるのか、オムニバス形式に近い手法で描いている。
患者も家族も、医療者の側も最後の瞬間まで悩み迷い、もがき苦しむ。
終末期医療の現場の描写は生々しく、身内や親しい人を看取ったことがある者ならばありありと分かる。
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昨年亡くなった母は在宅介護・医療が叶わなかった。
入所していた老健(介護老人保健施設)から提携の病院に緊急入院、無事に退院できれば在宅介護と在宅医療を選択しようと考えていたが、母はその前に力尽きた。
小説にも取り上げている延命治療は、正解のない問題のひとつである。
母は要介護5の認知症の上に発語も意思表示もほとんどできず、本人に延命治療の有無を選択することはできない。兄と相談して延命治療を選択しなかったが、本当にそれでよかったのか。母は納得して逝ったのだろうか。
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誰にでもいつかやって来る死をどのようなものにするのか、この作品が投げかけている。
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Author:フォトワールド店主
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ブログのサブタイトルの境地に立とうとして立てない店主の心模様を綴ろうと思います。
人生ままならない店主は、写真のスキャンサービスという仕事をしています。デジタルカメラが全盛の中、大切な思い出の写真(主に紙焼き写真)をデジタル化して保存するお手伝いをしています。
神奈川県相模原市にある家族経営のサービスです。
写真は、長女が1歳の頃...かなり昔なので、店主も若い!(笑)
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