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夢千代日記

2017年8月6日(日)
相模原は晴れて厳しい暑さに戻る。
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72年前の今日、広島に原爆が投下される。
その日の広島も猛暑である。
たった一発の原爆で、夥しい数の広島市民が瞬時に亡くなる。
即死を逃れた人々は全身の皮膚が焼けただれ、苦悶しながら息が絶える。
想像を絶する、灼熱地獄さながらの惨状である。正直なところ、実感することが難しい。
生き残った市民は、その後、原爆後遺症に苛まれることになる。
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原爆後遺症を扱ったドラマに早坂暁作・脚本の『夢千代日記』がある。
「原爆の日」の前日、日本映画専門チャンネルの「週末“イッキミ”ドラマ」で『夢千代日記』と『続・夢千代日記』を録画する。
今日、一気に視聴する。夢千代日記を観るのはこれが2回目である。
吉永小百合が主演する夢千代は母親の胎内で被爆する。
母親から引き継いだ置屋を営む傍ら、自らも芸者として座敷に上がるが、原爆症による白血病で余命はあと2、3年。
病魔と闘いながら命を削って懸命に生きる姿勢に、目が潤むことを抑えがたい。
夢千代の置屋は、山陰地方のひなびた温泉街にある。かつて実際に兵庫県北西部(美方郡)に存在した温泉町(おんせんちょう)を舞台としている。日本海側をまだ「裏日本」と呼んでいた時代である。
遠く日本海の海鳴りが聞こえてくる凍てつく冬の温泉街の情景が、ドラマの主題を引き立てている。
現実に、原爆症で苦しむ人々はそれぞれの苦しみを乗り越えて生きているのだろう。
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原爆症で苦しむ女(ひと)を描いた映画に『黒い雨』がある。
井伏鱒二の小説『黒い雨』を映画化したものである。
原爆の投下後に降った「黒い雨」で原爆後遺症を患い、苦しむ姿を描いた名作である。
主人公の矢須子は成人してから次第に原爆後遺症の症状が現れてくる。嫁入りの話も破談になってしまう。
主演の「スーちゃん」こと田中好子の演じるお風呂でのシーンは、原爆への憎悪の激しさを物語って余りある。
涙が流れると同時に、理不尽な原爆に怒りが込み上げてくる。
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この時期は原爆をはじめ戦争に関する番組やドラマが数多く放映される。
自分を含め太平洋戦争を知らない世代は、何かしらの手段で戦争のことを学び、教訓を得て行かなければならない。
それが子どもや孫たちに対する我々世代の義務であろう。
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蛇足)
吉永小百合は大好きな女優だが、田中好子もその一人である。
スーちゃんが最期に残した「もっと演じたかった」という想いに、とても残念でならない。
スーちゃんの演技をもっと観たかった・・・。
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Author:フォトワールド店主
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ブログのサブタイトルの境地に立とうとして立てない店主の心模様を綴ろうと思います。
人生ままならない店主は、写真のスキャンサービスという仕事をしています。デジタルカメラが全盛の中、大切な思い出の写真(主に紙焼き写真)をデジタル化して保存するお手伝いをしています。
神奈川県相模原市にある家族経営のサービスです。
写真は、長女が1歳の頃...かなり昔なので、店主も若い!(笑)
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